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特別養護老人ホーム増設を!
総合福祉センターは市民との協働で!
工場の悪臭、市は抜本的指導を

あらい議員の12月議会一般質問報告

01/10

あらい文雄議員 

待機者解消のため特別養護老人ホームの増設を

 「家族介護から社会が支える制度」として介護保険がスタートして3年半が経過しましたが、国会での日本共産党の質問で特別養護老人ホームに入所希望しても入れない待機者が23万人もいることが明らかになりました。

 坂戸市も例外でなく、市内2ヵ所(121床)の施設で220名もの待機者の方がいます。また、坂戸市在住の特別養護老人ホーム入所者は142人(市外施設含)で、市の老人保険福祉計画では、平成16年で135人を見込んでいますが既にオーバーしています。坂戸市としての待機者解消に向けた取り組みと市の今後の対策について質しました。

 市は、待機者への対応は昨年度末に県が作成した、優先入所指針(介護の必要性や家族状況を勘案し、必要の高い方を優先的に入所)を参考に各施設に取扱規定を作成、適正運用を依頼した。施設整備については、痴呆対応型のグループホームや介護老人保健施設の整備が予定されていると答弁しました。

 また、特養老人ホームは「西部第2老人保健福祉圏域」ごとに進められ、すでに目標数に達していたが、昨年度見直しされ新たに55人分の整備枠が設けられた。さらに県から目標数を超えて先行整備を行なう方向が示された、県の動向を注視するとともに、諸計画を加味し対応していくと答弁しました。

福祉の拠点、総合福祉センターの建設は市民との共同で

 総合福祉センター建設に向けて9月議会の補正予算で本年度構想策定がされることになっていますが、建設計画の概要と進捗状況を質しました。また、策定された構想案を基に障害者・高齢者や、多くの市民の意見を聞くことと、市民と協働してどう作っていくのか質しました。

 市は平成13年度から部内職員により福祉施設を訪問し調査・研究を重ね、本年度15人で庁内検討委員会を設置、基本構想に係わるコンサルタントが決まり、契約が完了、施設の現状を把握する活動及び研究を進めている。本年度末に構想案が策定されるので来年度に、各障害者団体やボランティア団体をはじめとする多くの市民から意見の募集を行なうなどのパプリックコメントを行い市民の幅広い意見をいただき、基本設計に生かしていきたい答弁しました。

工場からの悪臭、市は抜本的指導を

 坂戸市の東部(小沼)にあるこの工場は操業開始して8年経過しますが、工場稼動後すぐに、シンナーなどの有機溶剤、化学薬品の臭いが、工場周辺に発生しました。地元住民は市役所に相談し、会社への改善の指導を求めるとともに、工場に対しては、悪臭対策を講じることを求める要請書を、周辺住民130人の署名を添えて、坂戸市役所環境課の職員の立ち会いのもと提出してきました。

 その後、住民も臭気テストへの参加や数ヶ月にわたる臭いの状況を暦にチェックするなど協力してきましたが、悪臭の発生が今も続き、いっこうに解決していません。これまでの市の対応、指導及び多額に係る設備に対し国や県の融資制度について質しました。

 市は、該当の工場は、ラベルや粘着テープなどを生産し、トルエン、酢酸エステル等の溶剤を使用していること。こうした薬剤の臭いが工場地外に流失し、市民からの悪臭に関する通報がたび重なっていること。そのつど職員が現地に赴き作業工程の消臭剤噴霧の状況を確認し改善を求めてきたこと。会社は、薬剤噴霧による消臭を重点に対策をしてきたとしているが噴霧ノズルや薬が凍結によって詰まり不具合が生じていること。操業開始時における不具合など不明確な回答が多く改善の効果が得られていないこと。

 先日会社に、これまでの事情を確認し、臭気の流出原因を早急に調査して、市に報告をするとともに、改善策を検討し解決するための作業を進めていくことを確認したこと。融資は条件を満たせば県の「彩の国環境創造資金」など活用が可能と答弁しました。

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