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09/10
8月13日(水)、余市町のグループホーム「ビバハウス」の視察研修を行ないました。JR余市駅からタクシーに10分ほど乗っていった街はずれの高台に「NPO法人・余市教育福祉村」があり、その一角にビバハウスがあります。 ビバハウスを運営しているのは、青少年自立支援センター「ビバの会」です。ビバの会の責任者の安達俊子さん・夫の安達尚男さん・職員(ビバ・スコーレ)の近藤さんの3名が出迎え、ビバハウスの支援内容についてなどの詳しい説明をいただきました。要旨は次のとおりです。 ビバハウスの支援内容は「引きこもり」状態にある青少年を共同生活を通して社会的自立を促すところにあります。ビバの会の目的は、少子化社会の中で、どの家庭にとっても限りなく深刻な「引きこもり」状態から若者を解き放ち、次代の日本社会を担うにふさわしい主権者に育て上げることです。 この目標を実現するため、自主的学習、創造活動の場として、「ビバスコーレ」を設置し、文化・芸術・料理・手芸・スポーツ・レクリエーション・ゲームなど多様なプランを体験する中で社会復帰・就労の機会確保をめざしています。 また長期の引きこもりで退化した体力・運動能力を回復させるために、積極的に教育福祉村(ふれあい農場)の農作業その他あらゆる作業に参加しています。現在、定員8名に対して男性6名・女性2名が入居しています。 説明と話し合いとで2時間ほど過ごした後、「ビバハウス」内の見学をしました。入所者は全員が「夏休み」で帰省しており、活動の様子は見ることができませんでしたが、所内をていねいに案内してもらいました。 入所者の部屋はすべて個室で、1人ひとりの個性が尊重され、プライベートも十分に保護されている様子がうかがえました。食事や団らんの場所などは、入所者どうしが温かく交流している様子が目に浮かぶようでした。このような施設が全国至る所にあれば、との思いを強くしました。 |
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