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給水人口は増加、総配水量は減少

2002年度水道事業決算

08/28

 8月8日(金)、坂戸・鶴ヶ島水道企業団議会第3回定例会が開催されました。議題は2002年度(平成14年度)坂戸・鶴ヶ島水道事業決算の認定について、及び一般質問が行なわれました。

 2002年度(平成14年度)坂戸・鶴ヶ島水道企業団水道事業会計決算の概要は別表のとおりですが、年度末給水人口はわずかに増加(664人)した一方、年間有収水量は2万5千立方メートル減少しました。有収率は0.62ポイント上昇し、純利益は3億6337万円となりました。

水道事業決算概要
 
2002年度(平成14年度)
2001年度(平成13年度)
給水戸数
62,557戸
61,522戸
給水人口
164,668人
164,004人
年間総配水量
20,533,495立方メートル
20,703,444立方メートル
有収水量
18,809,531立方メートル
18,835,192立方メートル
有収率
91.60%
90.98%
水道事業収益
32億0293万3543円
32億0567万7688円
税抜
30億5309万5366円
30億5529万9366円
水道事業費用
27億8513万4969円
28億1180万2187円
税抜
26億8971万6538円
26億8098万2840円
純利益
3億6337万9008円
3億7431万6526円

あらい議員の質疑

 あらい文雄議員が決算についての質問を行ないました。

 特別損失の過年度損益修正損が491万円と昨年(315万円)より50%以上も増加していることについて質したところ、1996年度(平成8年度)分の不納欠損額が434万円と大幅に増加したことによるものとの答弁でした。

 また、有収率が91.6%と昨年に引き続き良くなっている。漏水調査などの効果があがっていると思うがどう取り組んできたのかとの質問には、漏水対策を計画的に行なってきた結果と考えている。引き続き力を入れたいとの答弁でした。

大山議員が水道行政・一般質問

 大山しげる議員が水道行政についての一般質問を行ないました。

水道水の水質について

1.アスベスト(石綿)の不安

 アスベスト(石綿)は近年、肺ガンなどの原因物質であることから、各産業分野において使用の禁止や代替えが相次いでいる。また、ある実態調査では水道水1リットル中に平均で92万5千本ものアスベスト繊維が含まれていたとの報告がある。そこで、水道水中にアスベスト繊維が混入していることへの発ガン性の不安について質しました。

 飲料水については発ガン性の明らかな証拠は得られていない。繊維質についてのガイドラインの設定についてはデータが不十分である。今後のガイドラインについては注視していくとの答弁でした。

2.トリハロメタンと水道水

 トリハロメタンによる発ガン性と水道水の安全性について質しました。国が示しているトリハロメタンの安全基準値は1リットルあたり0.1ミリグラムである。県水から坂鶴へ供給される際には1リットルあたり0.029ミリグラムなので基準値を満たしているので安全性に不安は無いとの答弁でした。

3.石綿セメント管の更新

 水道水水質の不安解消のためにも石綿セメント管の更新事業を急ぐべきであると、残延長約60キロメートルの更新の促進を求めました。

 更新事業には莫大な経費がかかり、15年後の2018年(平成29年)にはダクタイル管などへの更新を完了させる予定であるが、財政面での検討を進め、1〜2年は早くできるようにしたいとの答弁でした。

西坂戸の水道管事故に関して

 6月24日早朝、西坂戸3丁目で水道管破損事故が発生し、一部地域で断水、広い範囲で漏水があったことについて、その原因をたずねました。道路下の水道管が何らかの負荷でパッキンが外れたことによる破損であるが、それ以上はわかっていない。原因究明は続けていきたいとの答弁でした。

 断水や水質汚染による被害や損失があった場合の補償について質したところ、断水・水質汚濁発生の場合は広報に努め、理解をいただいている。断水により商売や生活に支障をきたす場合には給水車をまわして給水している、との答弁でした。

 西坂戸での水道管破損事故と同様の事故が再発することを防ぐ方策を求めたところ、1998年(平成10年)から地区を指定しながら漏水調査を進めているとの答弁でした。

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