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民話の里の遠野市で

「中心市街地活性化研修」研修

11/13

報告者 吉岡しげる議員 

 岩手県遠野市での「中心市街地活性化」の取り組みについての視察研修について報告します。

議員研修の写真

とくます議員吉岡議員(撮影:あらい議員

 遠野市は、岩手県の中央部を南北に連なる北上山系の中心に位置し、内陸に栄えた唯一の都市で、面積は実に660平方キロメートルで東京23区がすっぽり入っても余りあるという広さです。もっとも平坦部は15%で、そこに市街地、集落、耕地が開けています。

 人口は2万8千人で、就業人口比率は、第1次産業28%(農業25%、林業2%)、2次が31%、3次41%で、山林が60%を占めるのに第2・3次産業の比率が高いのが特徴です。

 文化面では、民俗学者として知られる柳田國男の「遠野物語」が出版されて以来、「民話のふるさと遠野」で全国に知られ、民話・民俗・芸能の伝承活動も活発で、多くの観光客が訪れています。

 しかし、1991年(平成3年)「街の発展に」との期待感もあったバイパス開通は、中心市街地商店街の衰退傾向を深刻なものにし、商工会と行政が一体となった「活性化」事業の取り組みが行なわれていました。

 コミュニティマート構想プロジェクト委員会の活動は1984年(昭和59年)から始まり、毎年調査検討を重ね、1998年(平成10年)に「遠野市中心市街地活性化基本計画」「遠野市タウンマネージメント計画・TMO構想」(TMO構想は全国初)を策定し国へ申請しています。

 生産加工都市(農林業)・健康文化都市(健康福祉の里)、民話の里(52団体)を踏まえ、計画の基本方向を、町並・町家・町衆・交歓・物語としています。一切コンサルタントは入らないで行なったそうです。

 市の援助にも限度がある中で、ハードは市が、ソフトは商工会が受け持つことを基本にし、商工会は県の「小規模事業補助」も活用しています。商工会が頑張っている姿に感銘しました。

説明をする女性職員の写真

 研修場所は、商工会事務所でしたが、商工会職員の「経営指導員」の肩書を持つ若い女性が、いきいきと確信に満ちた対応をし、資料は有料というところにも「自信」を感じました。

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