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所得の低い高齢者への「訪問看護利用者助成制度」補助率維持を!

09/16

 2000年度(平成12年度)からスタートした介護保険制度は、2年半が経過しました。この間、市町村によっては実施しながら制度の是正を行ない、低所得層への保険料・利用料の減免、介護サービスの改善などを行なってきました。

 坂戸市では、制度実施前から受けている訪問介護利用者の急激な負担増を軽減する方策、また制度実施後の要介護者の所得に低い人に対する補助制度「訪問介護利用者負担助成」を行なってきました。介護保険料の70%を補助するというものです。

 2001年度(13年度)決算では利用対象者は134人(高齢者104人、障害者30人)、金額は303万4千円です。しかし、補助率の一覧表では、2003年度(15年度)から高齢者に対する補助率を40%に切り下げることになっています。

 質疑では、保険料・利用料の減免を実施する自治体が増えている中で、坂戸市で唯一の助成制度をこれからも70%を維持するとともに、助成対象を広げることを求めました。

 しかし市は、この助成制度は介護保険制度実施に伴う負担増を緩和するという目的で行なったものであり、予定どおり15年度から40%にする考えを崩しませんでした。また助成対象の拡大についても考えていないという答弁でした。

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